FXのナンピン手法ややり方について!資金管理のやり方も解説

FXで自動売買を始める時、「ナンピン型自動売買システム」と聞いて理解できなかったことありませんか?

初めて取り組もうと思うのに、「ナンピン型」と聞いても、わからなくて難しそうな気がしますよね。

そんな方のために、ナンピンについて説明していきます。

FX歴2年の梨乃(りの)が図を交えて、わかりやすく説明しますね。

目次

ナンピンとは平均コストを下げる手法

ナンピンとは平均コストを下げる売買の手法のことです。

というと、少し難しい表現ですので、ざっくりと言うと、

「予想を外したポジションを損なく回収するために、ポジションを追加投入する技」のことです。

FXや株でよく使われます。

どうやって損をなくすかと言いますと、1つの損してしまったポジションに対して、援軍を送ります

援軍が損を帳消しにするのです。

たとえば、ドル円で説明します。

価格が100円の時に、1通貨、ロング(buy)で購入しました。

これをポジションAとしましょう。

このとき、このポジションの損益は0円です。

その後、不幸にも価格が下がってしまいました。

価格は90円になり、ポジションAの損益は-10円です。

ポジションAを損なく回収するためには、価格が100円に戻らねばなりませんが、なかなか難しいです。

そこで、90円で、ポジションBを1通貨、ロング(buy)で購入しました。

ポジションBが援軍です。

もし、価格が95円まで上昇したら、ポジションAの損益は-5円、ポジションBは+5円となります。

もし、この状態でAとB両方決済すると+−0円にできます

このように、ポジションの損益が0円になる価格(平均コスト)を下げる仕組みがナンピンです。

豆知識 ナンピンの語源

ナンピンを漢字で書くと、「難平」と書きます。

ナンピンの「難」は、「災難」の「難」、平は「平らにする」という意味です。

そのため、FXの価格が予想を外したという災難を和らげる意味が込められているのではないかと言われています。

ナンピンのメリット:予想と反対に行っても取り返しやすい

ナンピンは、予想と反対に行ってもマイナスを取り返しやすいです。

平均取得単価が下がるため、予想と反対方向に行っても、回収できる確率があがります

先ほどの例では、ポジションA、Bにより、損益+−0の価格が95円まで下がりました。

もし、90円からさらに下がっても、80円でポジションCを買い足すことにより、平均を90円に下げることができます

本来ポジションAだけであれば、100円にならなければ+−0円にならないはずが、90円でマイナスの損益を逃れられるわけです。

ナンピンで勝ちを出す考え方:マーチンゲール法とは?

次に、ナンピンと併せて高確率で使われる考え方、マーチンゲール法を説明します。

以降の説明を理解するためにも知っておく必要があります。

マーチンゲール法とは、「負けを取り返す際に、より取り返しやすくできる方法」のことです。

なぜなら、負け分を相殺しやすい通貨数で購入するためです。

先ほどまでの例では、+−が0円になるように計算していました。

しかし、これでは勝ちがありません。

今度は、Bの通貨を倍の2通貨でナンピンしたとします。

すると見て下さい。このように、現在価格が95円の状態で5円の稼ぎにすることが可能です。

ポジションAだけでは、5円稼ぐためには、105円まで回復しなければいけなかったものが、95円で5円稼ぐことが可能になります。

価格が、80円まで下落して、ポジションCを投入する際も、Cを4通貨で投入すれば、約86.43円の価格で5円の儲けが可能です。

このように、負けを取り戻すために、掛け金を倍々に上げていく行為をマーチンゲール法と言います

マーチンゲール法は、「ずっと下がり続けることはない、いつかは上がる時がくる」と考えているため、絶対に勝てる手法と言われています。

確かに、永遠に下がり続けるということはありません。

しかし、この必勝法、「なぜ皆使わないのか?」と思いますよね。

それを次に説明していきます。

ナンピンのデリット:皆が使わない3つの理由

ナンピンを皆が使わない3つの理由を見ていきましょう。

・初心者に向かないとされている
・資金が大量にないと負けやすい
・リターンが少ない

理由1 初心者には向かないとされている

ナンピンは損切りが難しいです。そのため、初心者には向かないと言われています。

通常は、「○○円負けたら損を切る」と考えますが、この手法は負けを取り戻すために追加ポジションを投入するので、損の切り時が難しいのです。

先ほどまでの例で言うと、ポジションCまで購入した後、回復せずさらに70円まで下がってしまったとします。

ここで、マイナス金額を見ると、−110円になります。

果たして、あなたはここで、「これ以上損はできない」と割り切って切ることができるのでしょうか?

5円利益が見込める、86.43円まで戻ってくる見込みはないと言い切れるのでしょうか?

理由2 資金が大量にないと負けやすい

このように、この手法にはマイナスの損益に対応できる大量の資金が必要になります

このあと回復する可能性も充分にありえますが、どこまで下がっても耐えられる資金が必要になります

上記の例では、少なくとも損益である-110円を上回る金額を口座に入れておかなければなりません。

少ない資金で始めて大勝ちできるFXにしては、最初から安全のための大量の資金が必要になります。

理由3 リターンが少ない

そして、ナンピンは勝ったとしても、たいして儲かりません

万一反発してきた場合、また大きな負債を抱え込むので、少しでも+の状態になったら、早めに利益確定するためです。

前述のポジションCまで抱えた場合、86.43円で利益確定できますが、なんとここまで投入して儲けは5円

マイナスは一時期110円に到達したにも関わらずです。

「もっと上昇するのをそのまま待てば良い」と思うかもしれませんが、再び下がる可能性もあるため、ナンピンでは比較的少ない利益で確定させることが多いです。

では「ナンピンは使えないのか?」と思ってしまいますが、そうではありません。

資金管理をしっかりすれば使える戦略の一つとなります

以降で説明します。

ナンピンで必要な資金管理:事前に予測計算せよ

ナンピンで必要な資金管理とは、いくらの資金まで耐えられるかを予測し、何通貨購入するか決めることです。

先ほど説明したとおり、口座の残高が少ない状態で始めると、失敗すればすぐにロスカットにあってしまうからです。

具体的には、証拠金維持率が100%を下回らない金額がいくらになるか事前に計算した上で

口座残高を設定、何通貨までナンピンに使えるかを決めておきます。

証拠金維持率は一般的に次のように計算します。

仮に今回のケースですと、-110円の損益は、134円以下の口座残高だと100%を下回るため、ロスカットされる計算です。

今回は、証拠金を一般的な取引額の4%として計算しています。

実際には1通貨で買うことはなく、1000通貨単位などが多いですが、わかりやすくそうしてます。

上記の計算は、参考としてご覧下さい。

この考え方からすると、余裕を持って1000円くらい口座に残高を設定しておきたいと考えるわけです。

証拠金維持率は、レバレッジや各証券会社により異なってくるため、ご注意下さい。

参考として、証拠金シュミレーターを使って計算すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

  • ナンピンは平均コストを下げる手法
  • 負け分を取り返しやすい
  • マーチンゲール法と併せてよく使用される
  • 1回の利益が少ない
  • 資金力がないと負けやすい
  • 資金管理を上手にすれば有効な戦略の一つ

このように、ナンピンについて説明してきました。

初心者には難しい戦略とされていますが、自分のFXでの選択肢を一つでも広げるために、理解しておきたいですね。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる