FXのロングとショートの意味は?同時にする両建て手法についても

FXを教えてもらった時に、「ここはショートで入って〜」と言われてわからなかったことありませんか?

何が短いの?何が長いの?とわからなかった経験、私もありました。

この記事を読めばロングとショートの意味が、初心者でも理解できるようになります。

また、同時によく出てくる「両建て」についても基本知識が身につきます。

FX歴2年の梨乃(りの)が初心者でも理解できるよう、図を使いわかりやすく説明しました。

目次

ロング・ショートは買い注文・売り注文の意味

ロング・ショートはFX用語で、ロングは買い注文、ショートは売り注文を意味します

実際にこの表現で会話されたり、ニュースに登場したりすることが多く、あまり意味を考えずにそのまま覚えてしまうのがよいでしょう。

たとえば、このような形で表現されています。

「ユーロドルのロングポジションが過剰に積み上がっているとの指摘も」

出典元:みんかぶFX

これは、買い注文が沢山トレーダーからでている旨、記載された記事です。

また、一般の会話でもこのように利用されます。

「売り注文が106pipsも価格が上がって決済しました」旨、「ショート」と表現しています。

本当に使われることが頻繁な用語ですので、覚えておきましょう。

ロング・ショートの由来

なぜ、ロング・ショートと表現するかの理由は、「買い注文は長期保持、売り注文は短期決戦が多い」と考えられていたためです。

理由は諸説あるそうですが、一説では、株のトレードから来ている言葉です。

株は、購入後、価格が上がるのを長期的に待ちます。そのため長期=ロングと表現されます

一方で、売り注文はFXでは普通のことでも、株では特殊なトレードとされています。

売り注文を出すためには、信用取引でお金を証券会社から借りるもの。

そこで、資金の返済を考えると、短期決戦することが多くなることから来ていると言われています。

ロングとは買い注文

ロング、ショートそれぞれ個別に解説します。

ロングとは買い注文のこと

安い時に買って、高い時に売ることで儲けを得られる、イメージがしやすい注文方法です。

ドル円を100円の時に1ドル買いました。

価格が200円になったときに1ドル売ると、100円の差額分儲けられます。

ショートとは売り注文

売り注文のことです。

高い時に売って、安い時に買います。

実際に持っていない物を売るので、「空売り」とも表現されます。

FXは信用取引のため、売りから開始することが可能です。

たとえば、ドル円を100円の時に(持っていないですが)1ドル売りました。

価格が50円になったときに1ドル買い戻すと、50円の差額分儲けられます。

一般的には、証券会社に借りて、まだ持っていないものを持っている扱いで売っています。

そのため、借りているお金に対してマイナスの「金利(スワップ)」が発生するため、ロングより少し難しいです。

両建てとはロング・ショート同時保有

ロングやショートと一緒によく使われる言葉、「両建て」とは何のことでしょう?

両建てとは、ロングとショートを両方同時に行うことです。

ポジションは日本語で「建玉」と表現します。両方の建玉を使うので両建てと言います。

ドル円を100円の時に1ドル買いました。これをポジションAとします。

同時に、別のポジションBとして1ドル売りから入りました。

価格が90円になったときにポジションBを1ドル買うと、10円の差額分儲けられます。

しかし、もし、同時にポジションAを1ドル売ると、-10円の損をします。

つまり、利益は0円となるわけです。

両建ては初心者は避けた方が無難

両建てはかならず一方が得しているときに、もう片方は損してしまいます。

そのため、一般的にはやる意味がないとされています。

戦略によっては意味をもつことも充分ありますが、初心者はやらない方が無難でしょう。

初心者に難しいとされる理由は次の2つです。

スワップで損する

1つ目の理由はスワップが同時に取られるためです。

先ほど、「ショートとは売り注文」でマイナス金利が発生するとお伝えしました。

お金を借りて取引をしているため、ポジションを持っているだけでもお金を支払わなくてはならない状態になります

一方で、「ロング」において、通貨ペアによっては保有しているだけで、スワップによりお金が増えることもあります。

つまり、ロングとショートで同時にもつことで、スワップが相殺されてしまい、良さが活かせません。

ロングとショートのどちらが大きいスワップを獲得できるかは通貨ペアによりますが、マイナスのスワップが大きい場合は、相殺できず、常に借金が増えていくことになります。

これは、ある証券会社のスワップの仕様が確認できる画面です。

これを見ると買いスワップが売りスワップをマイナスで上回っているのがわかります。

つまり、両建てで保有していると、徐々にスワップ分のお金を取られていくことになります

尚、この画面のように、常に買い=プラススワップ、売り=マイナススワップという訳ではないのでご注意ください。

通貨ペアや証券会社によっては買いも売りもマイナススワップになることも充分にありえます。

証拠金が二重にかかる

2つめの理由は、証券会社によっては、売買に必要な証拠金が二重にかかるためです。

ロングで必要な証拠金、ショートで必要な証拠金がそれぞれ要求されます。

一方で必ず損益がプラスになって、逆のポジションは必ず損益がマイナスになるので、同じ数量を買えば、常に+−0で安全であると考えるのは間違いです。

残高を100円とした場合の、同じ価格である100円で1通貨ずつロングとショートを持っていた場合、証拠金維持率は1250%まで低下します。

しかし、証券会社や、同じ証券会社でも計算方法がまちまちなので、必ず確認するのがよいでしょう。

たとえば、「両建てMAX方式」と呼ばれる場合は、ロングかショートどちらか片方でより大きい方が使われます。

今回の例で言えば最大値が4円なので、A、B両方持っていても証拠金維持率は2250%でしょう。

他の証券会社では、相殺されて4円ー4円=0円の計算もあります。

また、FX取引アプリが「MT4なら相殺方式」だが、「C-TraderならMAX方式」と言ったように、同じ証券会社でも違いがありますので、難しいとされている部分です。

証券会社によっては、両建て禁止の会社もあります

国内の会社はあまり両建てできないかもしれません。

両建てを考えている方は、まずは自分の証券会社で可能かどうかを確認するところからはじめるべきでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

  • ロングとは買い注文
  • ショートとは売り注文
  • 両建ては初心者には難しい
  • 両建てはスワップや計算方法に様々な違いがありよく調べる必要あり

基本的な用語を知らないと情報収集が難しくなってしまいます。

何度も読んで、脳に焼きつけましょう。

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